「まちなみ点検」の様子が下野新聞に掲載されました!

4月24日付の下野新聞に、宇都宮大学地域デザイン科学部の学生さんや先生方と3月に実施した「まちなみ点検」の様子が掲載されました。

前年度、同大の院で研究してくれた渡邊さんが研究結果を基にガイド役になり、研究と現地での視点の相違などを確かめるため、整備後のまちなみを実際に歩いてみました。
敷地・建物(建築と敷地の関係性、屋根形状)、建築部位(庇、下屋)、設え場所(看板、ベンチなど)という大きく3つの構成に分けて連続/不連続箇所を割り出したものを、「連続性」と「調和」という、難しいワードを更に紐解くためのまちあるきでした。

歩行者の視点で、気づきをチェックしながらまとめ作業まで行いました。
整備事業の終わりはまちづくりの終わり、ではなく、むしろ“はじまり”です。
記事にもある通り、地域報告会も予定していますので、またお知らせします。
(新聞記事には一部マスクをかけています。)

<岡>

トークセッション「日光門前のまち並みづくりのこれから」を開催しました

6月24日(火)
当法人の総会に併せる形で、まち並みづくりに関するトークセッションを行いました。

昨年12月に開催したフォーラムのおさらいと、今後の進め方などを話し合うことを目的に開催しました。

この春から、宇都宮大学地域デザイン科学部建築都市デザイン学科の安森准教授と、修士二年生の高橋さんがまち並みの調査を進めています。
今回は、お2人にお越し頂き、調査の進捗、そこから見えてきた事などを伺いました。
連続写真の撮影や、主に今後整備に入る鉢石地区のまち並みを、建築のタイプ別に調査を行っています。
妻入り、平入り等の屋根形状のタイプ分けの他、景観の構成要素として、太鼓幕の有無や看板の配置やスタイル、水鉢、ベンチの有無なども調査・集計されていました。

今後は、更なるフィールドワークや、聞き取り調査なども経て、歴史や暮らしに根ざした風景づくりに向けて、基本的な調査は必要であり、それを活かすための仕組みも必要だと考えます。
また、整備事業の終了区間においても、更なる魅力アップのための取り組みも必要だと考えております。

このような場をもって、調査や分析が地域に染み渡るように引続き活動していきたいと思います。

<理事長・岡井>