5月8日(金)夜
日光総合支所庁舎の活用について、話合いの場を設けました。
現在の支所が移転することで、現庁舎の活用について課題となっており、昨年より活用検討委員会による協議がはじまりました。当法人も委員に名を連ねております。
公式の委員会の場以外にも、広くざっくばらんに話しをできる場の必要性を感じていたことからワークショップ形式での話合いの場を持ちました。
今回は「準備会」という位置付けで行いました。
近代・近代建築、避暑地の頃、GHQ接収の記憶、学習の機能…などなどがキーワードとして挙げられ、これらから活用のための芽も見えました。
「日光は大戦の戦火を逃れた」という一つの大きなイメージがあり、今となると戦争とは全く関係が無かったかのように一見思えますが、「GHQ」「接収」の文字がある通り実はそういう歴史が潜んでおり、この建物がその史実を残しています。
また、大きな課題として日光門前地区の他の公共建築や公共空間との「棲み分け」も重要になるという指摘もありました。
一つの建築の議論ではありますが、それは、まちの機能の一つ。
まずは地区内の実態を一度調べてみて、機能等を整理してみる必要もありそうです。
単なる“思いつき”に留まらない活用を目指すには、こうした作業の積み重ねが肝要と考えます。
今後もこの集まりの場を(拡げつつ)設けて参りたいと思います。
(岡井)
■過去の記事
日光総合支所庁舎活用の検討委員会がはじまりました。(2014.12.19)
http://blog.npo-nikko.jp/?p=959