オリオン座


大通り北側の、東武日光駅に一番近いあたりに、オリオン座を象った石版が埋め込まれていました。
(現在は一旦退席。お色直し中との事です)
オリオン座
なぜオリオン座なのか、わかりますか?
↓今日は少し長めなので、《続き》で少し説明いたします。


実は、「日光東町まちづくり規範」の最初の項目にオリオン座の話が出てきます。
HPでも確認できます↓
http://www.npo-nikko.jp/html/kihan1_2.html
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日光は、風水思想を超えた神秘の逸話がある。
 日光東照宮の配置は、滝尾神社、外山、釈迦堂、本宮等で「オリオン座」を形成し、これらと関連して、女峰山、赤薙山、丸山等で「北斗七星」を形成する。
 また、男体山は「北極星」に見立てることができ、さらに、中禅寺湖に点在する、二荒山中宮祠、華厳の滝、立木観音、旧五大尊岩が「はくちょう座」を形成するという。
 家康の霊廟を日光に移した天海大僧正は、この日光の山々の壮大なコスモロジーを意識していたと言われる。
 二社一寺は、「神橋」で聖別される聖なる世界の表の世界で、中の世界は、中禅寺湖、戦場ヶ原等、奥の世界は、神々が宿るそれぞれの山頂である。
 東照宮を中心とした結界は、南を男神新宮、北西を女神滝尾、東南を若宮本宮の二等辺三角形で形成されている。
 こうした風水に基づく思想は、基本的に1,200年前の勝道上人の宇宙観と同じと言われる。
2-1
天海大僧正による二社一寺を取り巻く結界
《「日光東町まちづくり規範」中の「日光東町学の確立を目指しましょう」より》
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この中の星座が街路のデザインモチーフとして活用されています。
◆オリオン座は鳥居の形をしている事から、入り口・ゲート的な役割のある松原町のこの位置に配されたとのことです。
◆また、昔の日本では、太鼓(つつみ)の形になぞって「鼓星」と言われていたそうで、音で到着を知らせるイメージも兼ねているのだそうです。
松原町から先(石屋町・御幸町・下鉢石町・中鉢石町・上鉢石町)の街路にもこの説明にある何れかの星座が設置される予定だそうです。
どのように配される予定かは、冊子版「規範」の資料編に書いてありますので、ご覧下さい。
お持ちでない方は、この機会に是非お求め下さい!!
「日光東町まちづくり規範」
一冊 ¥1,000-
<購入・問い合わせ先>
NPO法人 日光東町みんなのまちづくり
 〒321-1402 栃木県日光市御幸町597番地2
 TEL / FAX 0288-54-3123
※規範は東町全戸及び会員の皆様に配布済みです。
<岡>

オリオン座” への3件のコメント

  1. そうです。日光は神秘で、偉大なのです。
    それの価値を知らないのはだ~れ?

  2. ブルーリーフさん>
    確かにそうですね。
    魅力を発見、蓄積することも大切ですが、それと同じくらいに問題を捉える事も重要です。
    学ぶ姿勢も必要ですが、
    知っている人が価値を伝える努力をしていく事が重要なのではないでしょうか?

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