「町なみとけんちくのはなし」レポート


講演会1
11月23日(月・祝)、まちづくり講演会「町なみとけんちくのはなし」を開催しました。
40名近いかたのご参加をいただき、ありがとうございました。
講師には、建築史や都市景観がご専門の東北芸術工科大学の志村直愛(しむら・なおよし)准教授をお招きしました。
講演会に先立ち、志村先生には、まずは日光を歩いて見ていただこうと、岡井理事長の案内で、東武日光駅前から金谷ホテルまで、NPOのメンバーと一緒に散策。先生は、私たちが普段見落としてしまうようなちょっとした風景にも、興味深く目を留められていました。
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講演会7
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金谷ホテルにて、クリスマスツリーの点灯式を見学後、JR日光駅へ。
明治23年に開業したJR日光駅は、大正天皇が田母沢御用邸を訪れた時に使われた貴賓室も残る白亜の洋館で、この日の会場はこの歴史ある駅舎の2階、ホワイトルームをお借りしました。
講演会では、先生の故郷である鎌倉の話題を中心に、鎌倉と日光を対比し、まちづくり、観光のあり方に一石を投じるお話をいただきました。
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鎌倉と日光…
先生のお話をお聞きする前までは、この二つの町は、あまり共通点の見当たらない町なのかな、とぼんやりと考えていましたが…
首都圏の観光地、大規模ではないが世界的にも著名な観光都市、将軍の聖地であり別荘地、…etc
そして、鎌倉も日光も、市町村合併で自治体の区域は大きく広がりましたが、いわゆる“旧鎌倉”と“旧日光”地区では特に、町への誇りが高く、一言ある市民が多い?!
う~ん、似ていますかね?!
また、鎌倉には鎌倉時代の建物がなく、町並み形成の模範になるようなものがないという事実。これは、日光東町にもあてはまる共通点ですので、これからの東町の町並みのあり方を考える上で、ヒントのない中で鎌倉ではどのような町並みを作っていったのかを知ることは、私達に大きな示唆を与えてくれるのかもしれません。
それからもう一つ。鎌倉では有名な観光スポット「小町通り」は、実はその歴史は極めて浅く、ブームに乗った“よそもの”が商売しているお店が多いとのお話。
どちらかと言えば、外部資本が入る例の少ない日光東町ですが、小町通りの活況の裏側を知ると、観光商業のあり方を少しは見直すことも必要では、と考えさせられました。
その他にも、多くの話題からまちづくりのヒントをいただきましたが、皆様、いかがでしたでしょうか?
NPOでは、また、折に触れて、このような機会を作っていきたいと思いますので、次回もご参加の程、宜しくお願い致します。
ご来場いただきました皆様、会場をお貸し下さいましたJR日光駅の皆様、夜遅くの懇親会にまでお付き合いいただきました志村先生、誠にありがとうございました!
<小>

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