聞き書きプロジェクト、進行中!!

地元の古老から、昔の日光のあれこれをお聞きし、記録する「聞き書きプロジェクト」。

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昨年より試行的に実施しておりますが、第2回目の今回は、原つや子さん。
(当NPO会員・飯村檀さんのお祖母様です。)
原さんは昭和7年、相生町にお生まれで、23歳の年(昭和30年)に中本町の原家に嫁がれました。
そこで今回は、その当時の西町の様子を中心にお話をお聞きしました。

原家のすぐ近くは田母沢御用邸、当時は学生が合宿などで泊まる施設として使われていたそうですが、建物も荒れてひどい様子だったそう。
敷地内には山椒の木があって、春になると山椒をよく取りに行った思い出を懐かしそうに話されました。
また、西町は、相生町に比べてとても寒かった。
今はお店も少なくなってしまいましたが、御用邸通りの石田屋さんの近辺には、鰻屋、豆腐屋、八百屋、魚屋なども並び、賑わっていたそうです。
原さんには「昔話ができてよかった」と喜んでいただきましたが、
今はもう見られない、在りし日の西町の姿を思い浮かべながらのお話は、私にも楽しい一時でした。

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さてさて、聞き書きプロジェクトの次回はどなたにお話をお聞きしましょうか…?!
この人の話は面白いよ!
あのおじいちゃん、おばあちゃんはこんなことも知っているよ!
などなどございましたら、是非、当NPOまでご連絡下さいませ。

スタッフがレコーダー片手に、お伺いします!!

▶過去の関連記事
聞き書きプロジェクト、はじめます!(2015.8.4)
http://blog.npo-nikko.jp/?p=1154

(事務局長・小池)

聞き書きプロジェクト、はじめます!

7月19日(日)

日光門前聞き書きプロジェクトの第一回目を行いました。

まちは世につれ。

まちの姿が大きく変わり、面影をどんどん失っていく昨今。
特に日光東町は大通りの拡幅事業により、この10年で大きく変わっています。
往時の話しを聞き残し、まちづくりに活かしていきたい。そういう想いから「聞き書きプロジェクト」をスタートさせました。

第一回目は稲荷町在住の小池英子さん(88歳)にお話しをお伺いしました。

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●生活の中で大変だったこと=水の話し(用水とつるべ井戸の使い分け、川との関係)
●買い物のこと(大横町はお店の集まり)
●嫁いできた時のこと
●小池家の職とルーツについて(社寺の錺職人だったとのこと)
●彫り師・森乙丸について
●大横町の小判稲荷は実は「胡桃稲荷」で笠間稲荷の分祀!?
●古河のトロ道があった!!
●芸者さん、新谷のこと

などなど

往時のまちの様子、暮らしの様子など女性の視点で沢山お話しいただきました。
今だから語れる事、今がだから聞いておかねばならないことがたくさんあると思います。

こうしたお話しの数々は、後に何らかの形でお届けできればと思います。

当法人のプロジェクトとして長く続けていこうと考えています。
聞き書きにご協力いただける方を募集中です。自薦他薦問いませんので、是非ご紹介下さい。

◎連絡先・お問合せ先
nikkomonzen●gmail.com
(●を@に変えて送信下さい。)

<事務局>